環境と経済(エコビジネス)

MOTTAINAIプロジェクト

投稿者:山形県立置賜農業高等学校 投稿日:2/25/09 (水) 15:30 コメントする

置賜総合支庁や試験場、加工業氏hや養鶏業氏hが設立した産官学連携の「置賜MOTTAINAI研究会」に参加し、地域で排出される食品残渣(ワインの搾りかす等)を家畜の飼料化として完成させ、地域のエコフィードステーション化に取り組んでいるプロジェクトである。食品残渣は産廃投棄又は焼却処分されており、処分に関わる経費の削減そして焼却処分によるCO2の排出量の抑制さらには食品産業廃棄物の減少にも繋がる取り組みであり、ワイン工場→置農へワイン残渣→置農からエコフィールドとして→養鶏・家畜農家へ、養鶏・家畜農家は堆肥として→ブドウ農家へ、ブドウ農家はブドウを→ワイン工場へと持続可能な循環型農業地域社会の形成をめざし研究している。

遂に完成!食品残さの地域資源循環システム…高校生が地域と一つになって取り組んだ搾りかすのリサイクル活動…

投稿者:山形県立置賜農業高等学校 投稿日:5/29/12 (火) 11:47 コメントする

@置賜地域内において食品残さを利用したリサイクル飼料(エコフ
ィード)を完成させ、これを家畜に給与して、糞をブドウ農家圃
場などに堆肥として梶h元し、加工用農産物を栽培するという農工
一体となった生物資源リサイクルシステムを完成させ、県の認証
を受けた。
Aこれまでの合計製造量は30t。食物くずのメタン発生量は154s
-CH4/tとされているので、温暖化係数(CO2の21倍)を考えると、
154×21=3234s -CO2相当。これにより算出したCO2削減量は
97t。さらに、エコフィード給与により穀物輸入量が減少し、穀物
輸送にかかるCO2削減量(日米間の小麦換算で340s /t)約10tが
付加され、合計約107tの削減効果が明らかになった。(今年10月
現在)
B県内では搾りかす排出量が数千tあり、これをリサイクルすれば、
CO2削減量は膨大な量になる。また、畜産団体がすすめるエコフ
ィード利用畜産物認証などのブランド化や山形大学工学部との乾
燥化プラントの研究も前進している。