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エネルギーの地産地消を目指して

投稿者:小国グリーンエナジー合同会社 投稿日:5/29/12 (火) 13:29 コメントする

 小国町は東京23区がすっぽり入る広さがあり、その95%が森林で
ある。隣の飯豊町では、バイオマスタウンとして環境省の認証を受け、
バイオマスエネルギーが積極的に使われている。この飯豊町の中津
川バイオマス工場に、これまで切り捨てられていた小国産のスギ間
伐材を持ち込み、ペレットを作ってもらい、小国町や近隣の町村で
販売している。
 このことは雇用にもつながる。木を切る人、運ぶ人、ペレットを
作る人、販売する人まで、地域での雇用が生まれ、地域で資源もお
金も循環する仕組みとなる。また、地域材をエネルギーに変えていく、
即ち地産地消ができるということは、森林が多い小国町でこそ実現
可能なことであり、山形県ひいては日本も他県や他国と比べて森林
が豊富に存在する。
 最近では、環境に関心がある仲間で、シンポジウムなどの普及啓
発を行うことで、それまでペレットストーブを聞いたことすらなか
った方達にも広がりがみえ、手応えを感じている。地元の小中学校
でも講演を行い、エネルギーの流通の仕組みや小国町のペレットの
でき方を紹介した。
(2011年には、参画している置賜ウッドエナジー組合としてのプロ
ジェクトが、J-VER制度へ登録された。)